はじめてのテクニカル分析 移動平均線の見方と売買タイミング 下値支持線上値抵抗線とは
ノミでもわかる株入門
移動平均線だけで利益出る?
 
移動平均線というのは、最も多くの投資家が利用しているテクニカル指標です。
例えば、下落途中の株価がここで反発するなというシグナルがでた場合、多くの投資家が使っている移動平均線であれば、使っている人が少ないテクニカル指標より株価が上がりやすいと言えます。
『相場では、他の人が今どのように考えていて株価はどちらに動くかを予測する事は、とても重要な事です』
株価は、多くの人が予測している方向へと株価は動いていきます。
投資をしている人のうち、どの位の人が判断に使っているかと考えると、
多くの投資家が使っている移動平均線 > 使っている人が少ないテクニカル指標
となるはずです。その点から見ると、多くの人が使用している判断基準を把握しておけば、市場心理も見えてくるはずです。つまり、移動平均線での売買タイミングを把握しておけば、(ファンダメンタルズ要素を抜きにすれば)定石通りに動きやすいのではないかと思っています。(ファンダメンタルズ=企業の財務や経済状況)
それでは、まずは移動平均線のことを説明したいと思います。ヤフーファイナンスの日経平均株価のチャートの中にある赤と緑のラインが移動平均線です。例えば25日移動平均線であれば、直近25日の終値を合計し25日で割った数字をグラフ化しています。75日移動平均線であれば、直近75日の終値を合計し75日で割った数字をグラフ化しています。移動平均線の計算期間が短くなればなるほど、短期売買に向いているということになります。
  • 日足チャートの場合は、5日移動平均線と25日移動平均線を使う人が多い
  • 週足チャートの場合は、13週移動平均線と26週移動平均線を使う人が多い
株価が例えば5日移動平均の線の上にあれば、過去5日間の平均株価よりも高い株価で推移していると考えられます。そして、移動平均線が上を向いていれば、株価は上昇トレンドにあると言えます。一般的には、移動平均線よりも株価が、上にあれば買い、もしくはホールドということになり、株価が移動平均線の下にあれば、売りもしくは様子見ということになります。
移動平均線は、支持線の役割も果たしています。株価が移動平均線の上にある場合は、下値支持線となり株価が下落するのを防ぐ壁の役割をしてくれます。
株価が移動平均線の下にある場合は上値抵抗線となりなり上昇しようとする株価を押さえつけてくるので、中々上昇することができません。
 上抜け
株価が移動平均線を突破して上昇する事
 下抜け
株価が移動平均線を突破して下落する事
株価が下落し移動平均線を割り込めば売りの圧力が強いと考え投資家が売りに走り、逆に株価が移動平均線を下から上抜けば買い圧力が強いと考え多くの投資家が買いに走ります。人気銘柄では、このタイミングを待ってましたとばかりに、一気に株価が上昇したり、逆に急降下する可能性もあります。
その価格帯の出来高が大きければ大きい程、上昇にも下落にも突破にはパワーを必要とします。
移動平均線は多くの投資家が利用していると考えていますので、有効な売買シグナルと思っています。初めににも書きましたが、多くの投資家が同じ法則の元に移動平均線を使っていれば、ある程度同じタイミングで売買が発生しやすいので株価の動きを読みやすいのは確かです。過去のチャートの動きを考慮すれば、精度は更に増します。もちろん外れる場合もありますので、その時は自分の判断とは違う方向へと株価がすすんだという事で、一旦売却します。
グランビルの法則では、売買のタイミングをそれぞれ4つ、計8つに分けられています。◎株価が移動平均線から乖離(離れ)過ぎると移動平均線に近づくという性質を利用して考えられた法則です。
移動平均線で株の売買タイミングを決めるのはとてもわかりやすく単純明快なものです。アメリカ、ウォール街のアナリスト、ジョセフグランビル氏によって考え出された有名な投資方法の「グランビルの法則」で、移動平均線が紹介されたのが始まりと言われています。
1.移動平均線が下降した後、横ばいもしくは上昇に転じた時の株価の現在値が、移動平均線を上抜いてきた場合。

このタイミングのでの買いは、株価がそこ離れをしたと考えての買い。
2.移動平均線が上昇トレンド(上向いて)にある時に、株価の現在値が移動平均線を下回った場合。

このタイミングでの買いは、押し目買いに有効。
3.株価の現在値が上昇トレンドにある終値が移動平均線を上回って推移している時に、移動平均線に近づくように下落を始めたが、移動平均線に触るか、もしく触る前に反発を始めた場合。

このタイミングでの買いは底離れを確認した後の買いとなる場合が多いので、次なる上昇期待での買い。
4.移動移動平均線が下降トレンドに時に、株価の現在値が移動平均線から大幅に下落した場合。

下降トレンドにある場合の買いはあまり勧められませんが、短期的な投資を目的としての反発狙いならOK。

5.移動平均線が上昇トレンドから、横ばい、もしくは下降トレンドに転じ、株価の現在値が移動平均線を下抜いた場合。

最も確実な利益確定の売り場面。
6.移動平均線が下降トレンドにある時に、株価の現在値が移動平均線を上抜いてきた場合。

利益確定売り、もしくは損切りをのがした場合の逃げ場。下降トレンドにある場合に一時的な反発はよくあるので注意が必要。
7.株価の現在値が下降トレントにある移動平均線の下で推移している時に、株価の現在値が移動平均線に近づくように上昇を始めたが、移動平均線を上抜くことなく下落した場合。

まだまだ売り圧力が強いと考えられるので、株を保有しているのならば1度売却して様子見。買いは控える。まだまだ株価は下落の恐れあり。
8.移動平均線が上昇トレンドにある時に、株価が移動平均線から大きく離れて上昇した場合。

短期的な調整が入る場合が多いので、株価が下落を始めたら株を手放し様子見するのが確実。

株式相場が上昇相場にある場合、グランビルの法則を実線するだけでも十分に利益を出すことは可能だと思います。グランビルの法則を柱に、他のテクニカル指標と併せて使えばさらに勝率は上がるはずです。
ただし注意点が幾つかあります。最も大事なのは、業績が良いこと、または業績が回復基調にあるということが絶対条件です。PER、PBRが割安なら更に良いです。業績が悪い銘柄というのは、人気化し株価が上昇している時はいいのですが、一度下落に転じると移動平均線など関係なく急落していくので注意してください。そして、もう1つ始めのうちは、グランビルの法則を使って投資判断をする時は、これまでの株価の動きが素直な上下動を繰り返していて、予測しやすい銘柄を探して実践しましょう。激しく株価が上下動するものはすすめられません。
移動平均線には5日、25日、13週など様々な期間の移動平均線が存在します。まずは、13週、25週などの比較的計算期間の長い移動平均線でトレンドが上昇なのか、下降なのかを判断します。株式投資に慣れていない内は間違っても下降トレンドの銘柄に投資するのは止めたほうが無難です。トレンドが確認できたら、5日、25日などの計算期間の短い移動平均線で売買のタイミングを考えましょう。
株を買う最も良いタイミングは、長期であっても短期であっても、株価の下落が終わり、上昇に転換した時です。

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