株入門 日本経済景気株式市場 いざなぎ景気越えって? バブルの頃ってどんな状況?
ノミでもわかる株入門
日本経済と景気と株式市場
 
最近、バブル警戒やデフレ脱却、そしていざなぎ景気越えなど、いろんな場面で目にするようになりました。でも一体バブルやいざなぎ景気って何なのでしょう?
重要な景気局面では景気自体に名称がつけれられています。下記以外にも景気は谷と山を繰り返しており、現在(2006年04月)時点では、2002年2月からの拡大局面は51ヶ月に突入。バブルと呼ばれる平成景気と並び、57ヶ月という長期の景気拡大を伴ったいざなぎ景気は軽く越すだろうと言われています。過去の景気の流れや期間を大まかに覚えておくと、何となく景気の話も理解できるようになると思います。
 特需景気
朝鮮戦争勃発に伴う戦争特需
 神武景気:31ヶ月
朝鮮戦争に伴う米国兵の支援等に伴う朝鮮特需
 岩戸景気:42ヶ月
民間企業の設備投資が活発で外部にまで好影響を及ぼす&消費ブーム到来
 いざなぎ景気:57ヶ月
戦後最長。GNP高度成長で世界第2位の経済大国に
 平成景気:51ヶ月
バブル景気。プラザ合意後円高が進行したため、輸出企業の救済で金融緩和政策が取られる。その後の異常な流動性や過剰な投機熱が支える
【ITバブル】
NASDAQ市場ではIT関連のベンチャー企業が多く、4年で5倍にも急騰。その影響を受けて海外の市場でもIT関連企業の株価が暴騰しました。それが、よく言われているITバブルと言われるものです。
1945年にGHQによる証券取引所閉鎖。4年後の1949年の5月に再開となりました。上記の好景気の場面でも株式相場は活況を迎えます。株式相場が活況時には、平均株価は上昇、1989年12月29日 38,915.87円が日経平均株価は最高値をつけました。今回の相場では20,000円は越すと思っている人がほとんどだと思います。この後、どこまで株価が上昇するか見守っていきましょう。
 株価の上昇
特需景気:約5倍
神武景気:約2倍
岩戸景気:約4倍
いざなぎ景気:約2倍
平成景気:約3倍
戦後景気の山や谷の局面を迎えながらも、右肩上がりに上昇を続けていた株価は1989年の納会で最高値を付けた後、右肩下がりに下落を続ける事になります。そして、2003年の4月の7,831.42円を最安値に少しずつ再び上昇局面に向かっていき、現在に至っています。
 最安値
1950年7月6日 85.25円
2003年4月28日 7,607.88円(終値) 7,603.76円(最安値)
 最高値
1989年12月29日 38,915.87円
 米国市場
1987年10月19日 ブラックマンデー:米国市場の株価は20%
このアメリカの株の大暴落は世界市場に影響を及ぼしました。日本も例外ではありませんでしたが、下落局面からの脱出も早く、その後市民生活レベルでもバブル景気を実感していく事となります。
【さらに過去】
1929年10月24日 ブラックサーズデー
1929年10月29日 ブラックチューズデー
→この後世界恐慌へ
チャートは年次で500円以下は切捨てで500円単位で年足つけてますので、何となく流れが分かればいいかな程度に見て下さい。
 1985年〜2006年現在まで
2003年から年足で見ると、株価は下値を切り返して上昇を続けています。以前のITバブル時とは違い、実質を伴わない株の上げではなく、また個人投資家が増えたことも株価を押し上げる結果となっているのかもしれません。いずれにしても、20,000円を越えると予測している人は多く、チャートを見てもまだまだ上昇の余地はあると期待したいと思います。
-いざなぎ景気越えとは言っても、バブルやいざなぎ景気と違って日常生活には恩恵を受けているように思えない-それもその通りで、実際に周りの中小企業の経営者は苦労している所も多くあり、大規模企業ほどの設備投資もできていない状況です。また、景気の波はバブルの頃の急加速とは違い非常に緩やかな上昇を続けているため、お金の流動も緩やかです。しかし、簿価から評価額への表記変更などにより企業の財務が見えやすくなり、投機が投機を呼んでファンダ面以上の机上価格にもなりにくい状況です。実質を伴った景気拡大に、当面の下り坂は心配しなくてもよさそうです。
いつかは景気回復を市民レベルでも感じられるのかとも思いますが、国の借金が大きすぎですよね。景気回復前に、増税で普通の生活は苦しくなるかもしれません。老後の心配も大きく、消費税UPという事になれば買い控えをする人も出てくるでしょう。安ければ売れる・人気関連商品なら何でも売れる時代も終わり、本当に良いもの欲しいものにお金を使う時代に移っていきそうな感じもします。
年金を受け取れる年齢がどんどん上がれば、老後の生活費の心配もしなければなりませんが、少子化の加速も大きく労働力の低下も心配です。身近で時間や体力的な負担の軽い地域の仕事や在宅での仕事の環境を整えていくことで、労働力の確保もできると思いますが、そんな環境が整うにはどの位かかるんでしょうね。これから先、景気の谷局面に差しかかった時のためにも、景気の良い時にいろいろな足固めができるといいのにと思います。

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