はじめての企業財務分析 PER(ピーイーアール)と株 株価収益率株価割高割安を見る方法
ノミでもわかる株入門
PER(ピーイーアール)と株
 
日本語で株価収益率といいます。PERでその企業の株価が、利益(1株当りの利益)の何倍の値段がついているかで、割安なのか割高なのかを判断する指標です。
A社のPERは10倍、B社のPERは20倍といった具合にです。倍率が高ければ割高、倍率が低ければ割安となります。10倍であれば、その企業が1期で出す利益(1株当りの利益)の10倍の株価で株が取引されていると考えます。PERは1株益に対して割安か割高なのか判断するので、企業の大きさに関係なく比べられるところが1番のメリットです。
PER(株価収益率)は下記の計算式で求めることができます。
PER(株価収益率)=株価÷1株益
1株益(EPS)=純利益÷発行済株式数
現在株価500円のA社と、現在株価1,000円のB社があったとします。
2社とも予想1株益は、50円です。
A社
 500円÷50円=10倍
B社
 1,000円÷50円=20倍
1株益が同じであれば、A社の株がPER10倍でお得なのは一目瞭然です。PERが低いほど割安な株だからです。1株益が同じでPERが低いということ は、業績が良いのに投資家の注目を集めていない企業ということになります。A社の株は投資家から人気がなく、B社の株は投資家から人気があるということです。株価は投資家に人気のある企業ほど高いので、1株益が同程度であれば、注目度の少ない企業の株ほど割安ということになります。日経平均のPERはおよそ20倍前後なので、それに比べて狙っている企業の株価がどうなのか、同業他社と比べてどうなのか、比較検討しましょう。
Yahooファイナンスでは、目的の企業を、企業名・財務指標で検索すれば、簡単に見ることができます。(ページの入力ボックス内にコードNOを入力→該当企業が出てきたら、企業情報のすぐ上の【詳細】をクリック)
すでに証券会社口座を開設していれば、そちらでも見ることができるはずです。もし、自分で計算したいというのであれば、目的の企業のページに行き、決算短信を入手しましょう。
決算短信には、企業のこれまでの業績・今期の売上、利益、配当金の予想が書かれていますので、それを元に計算してみましょう。決算短信は、IR情報、投資家情報などと書かれたページにあると思います。
PERという指標を使うことで、現在の株価に対しその企業が割安なのかを判断することができます。では、次の場合はどうでしょうか。
 同じPERの会社で比較
現在株価500円のA社と、現在1,000円のB社があったとします。2社とも予想1株益は、50円です。ただし、A社の業績は下降しており、B社の業績はうなぎ登りです。
A社
 500円÷50円=10倍
B社
 1,000円÷50円=20倍
A社、B社とも、上で計算したPERと同じになります。違うのは、ただしの後に書いた業績のことです。あなたなら、A社B社どちらの株を買いますか。この場合は、PERが低く割安だからといってA社の株を購入するのは得策ではありません。A社の業績が下降しているということは、この先株価が下がっていく可能性が高いからです。PERがいくら割安でも株価が下落していくのでは、購入する意味がありません。
B社は業績がうなぎ登りであるのならば、株価は上昇するはずです。PERが割高でも、株価が上昇しているのであればB社の株は、購入する価値があります。成長性のない企業では、PERがいくら低くても割安とはなりません。株を購入して損をするのであれば、いくらPERが低くても、逆に割高となってしまう場合もあります。同業他社のPERを比較する場合は、特にこの点を注意していください。同業他社よりPERが低くても、売上、利益共に伸びていなければ、真の意味で低PER銘柄とは言えません。
PERは企業の業績までは反映してくれないので、PERで割安な企業を見つけても、すぐに購入だと判断するのではなく、必ずその企業の業績、財務ががどうなのかも確認しましょう。基本的には、財務体質が良くて成長性があり、投資家に人気のある企業は、高PERになるはずです。財務体質が良くて成長性があっても、投資家からの注目度が引くければ、低PERになるケースが多いです。そんな銘柄をみつけた時は、先行買いをしています。業績の良い企業ならいつか必ず、株価は上昇するはずです。
企業分析については貸借対照表(B/S)を分析する貸借対照表(B/S)を分析する をご覧ください。
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