ROE(株主資本利益率)は、株主から集めたお金と内部留保(利益の積み立て)をいかに効率よく運用して、どれだけ利益を出したかの利率です。ROEが高ければ高いほど、効率の良い経営をしているということになります。
ROEを説明するの為に純利益と株主資本の説明をした理由は、純利益が本業の儲けだけで出た利益とは限らないということを理解して欲しかったからです。純利益が多く出れば、ROEは高くなります。しかし、本業以外の収益で大きく利益が出た場合、税金を支払っていなかった(前期出した赤字は5年間繰り越せる)場合でも、高ROEになります。しかし、この場合の高ROEは一時的なものです。そんな事を知らずに、高ROEだからといって、株を購入してしまったら損をする確率が高くなります。
そして、もう1つ負債と資本の比率なんですけど、資本の比率が低いほど高ROEにもなるので、資本と負債の比率にも十分注意を払ってください。負債の比率が小さいほど、借金がすくなく経営体質は良いというとこになります。
ですので、最低でも前期に比べ売上が伸びているのか。純利益ではなく、営業利益(本業で儲けた金額)が伸びているかを確認しましょう。そして、純利益、は最終的に内部留保として株主資本(上の図の水色の部分)に組み入れられます。内部留保は決算の度に積み立てられていきますので、内部留保の額は企業が利益を出し続ける限り、基本的には増えていきます。ということは、純利益が増えていかなければ、ROEは下がります。