はじめてのテクニカル分析 ローソク足の注目点と利用法
ノミでもわかる株入門
ローソク足のここに注目
 
ローソク足は、株式投資、株取引を始めようと思っている人なら誰もが見たことがあるのではないでしょうか。チャートは、このローソク足が連続して出来上がっていきます。通常チャートは、株の保有期間が長くなればなるほど重要視されなくなる傾向になりますが、個人的には長期投資であっても、チャートは重要ではないかと考えています。基礎についてははじめてのローソク足を見て下さい。
投資の場合、長期になればなるほど株価に比べて企業価値が割安な銘柄を狙う場合が多くなるわけですから、買う時は当然ファンダメンタルズ分析(PER、PBR、財務分析などのこと)を重要視します。しかし、売買のタイミングはファンダメンタルズ分析だけではつかめません。適切な売り時を見極めて1円でも多く利益を確保しようと思えば、チャート分析(テクニカル分析)をしてその日最安値で買い・最高値で売ることが理想です。
※低位株の場合は、あまり値動きがないのでこの考えに当てはまらないこともあります。
目標とする株価に達したからといって、チャートも見ずにスパッと売ってしまうのは、あまりにももったいない。目標の利益を確保したということであれば、その銘柄での株取引は一応成功したと考えられます。しかし、ここから更に利益を上積みできれば言うことはありません。
※この場合ファンダメンタルズ分析はあまり役に立ちません。すでに分析済みですので、実際、現状の株価に対して企業の価値が割安なのかぐらいの判断材料にしかならないと思います。
目標の利益を確保した後は、1円でも多く利益を確保したいとなると、言葉は悪いですが目先の利益を追うということになります。目先の利益を追うということは、短期投資と売りのタイミングは同じになるということです。長期投資であっても、株取引による売買差益が目的ならば、売り時はチャートを重視するとのが良いのではないかと思います。
そこで、まずチャートを分析する上で、知らなければならないことは、チャートで使われているローソク足についてです。ローソク足の便利な点は、これ1つで始値、終値、安値、高値の4つの値の関係が一目でわかる点です。
ローソク足は、白いローソクと黒いローソクの2種類があります。違いは始値と終値にあります。白いローソクを陽線と言い、黒いローソクを陰線と言います。
終値が始値を高かった場合は、白いローソクで表します。終値が始値より安かった場合は、黒いローソクで表します。始値と終値の値幅が広いほどローソク足の高さの幅が広がり、値幅が狭ければローソク足の高さの幅が狭まります。始値、終値と高値、安値との間に開きがあるほど、ヒゲと呼ばれる実線の部分が長くなり、開きがないほど実線の部分は短くなります。
 ローソク足の名称と期間
ローソク足は、日足・週足・月足などと名前を変えます。
  • 日足は、その日の始値、終値、安値、高値をローソク足で表しています。
  • 週足は、月曜日から金曜日までの始値、終値、安値、高値をローソク足で表しています。
  • 月足は、1ヵ月間の始値、終値、安値、高値をローソク足で表しています。
なので、チャートを見る時は、まずローソク足が日足なのか、週足なのか、月足なのか、それとも分足なのかを確認しましょう。投資スタイルと合っていないチャートをみて投資をすると、損をしてしまうかもしれないからです。短期投資をしようとしているのに、月足のチャートをみても何の役にも立ちません。もちろん、長期的なトレンドを確認するのに月足のチャートを見るというのは別です。
上昇トレンド(株価が値上がりしているチャート)の場合は白いローソク(陽線)が出やすく、下降トレンドの場合は黒いローソク(陰線)が出やすくなっています。買いから入る場合は、白いローソク(陽線)が出続けている限り、利益が取れているということになります。逆に黒いローソク(陰線)が出続けると、損をするというこになります。
例えば、始値200円、終値250円、安値150円、高値400円だった場合、終値が始値を上回っているので、右図の白いローソク足になります。終値と、高値の幅が大きいため上のヒゲは長くなります。始値と安値の幅が小さいので、下のヒゲが短くなります。
逆に、始値250円、終値200円、安値50円、高値300円だった場合は、始値を終値が下回っているので、右図の黒いローソク足になります。始値と、高値の幅が小さいので、上のヒゲは短くなります。終値と安値の幅が大きいので、下のヒゲは長くなります。
このようにローソク足を見るだけで、その期間の値動きが簡単にわかってしまいます。ただ連続するローソク足をただの線グラフだと捉えてチャートを見るのではもったいないので、1つ1つのローソクの持つ意味を考えながらチャートを読んでみましょう。チャートの違った一面が見えてくるはずです。
一時は高値をつけたけど、大幅な売りが入って随分値を下げて取引が終了したんだなと読むことができれば、じゃあ明日の取引は、値を下げて始まるかもしれないなと考えられます。もちろんそんな簡単に推測することはできませんが、そのように考えながらチャートを読んでいると、経験に裏打ちされた勘が養われていきます。全部が当たらなくても、その内に幾つかが当たれば十分利益は確保できるのではないでしょうか。
そこでもう一歩踏み込んで、ローソク足の持つ意味を考えてみましょう。
  • 始値200円、終値250円、安値150円、高値400円の場合
株価はどういう動きをしたのかといえば、
 パターンA
A)200円→400円→150円→250円
取引は200円で始まり、400円まで上げた後、150円まで下げたが、250円まで値を戻し取引を終了した。
 パターンB
B)200円→150円→400円→250円
取引は200円で始まり、150円まで下げた後、400円まで上げたが、結局250円下げて取引を終了した。
というぐあいに2通りの値動きが考えられるのです。A、Bどちらも上の図のような同じ白いローソク足になるのですが、株価の動きは全く異なっています。Aの場合なら値を上げて取引が終わっているので、翌日は上げて始まるのかなと考えられますし、Bの場合なら値を下げて終わっているので、翌日は下げで始まるのかなと、考えられます。
しかし、チャートに表示されるローソク足全てを確認するなんてことはとてもじゃありませんができませんので、そろそろ買おうかなそろそろ売ろうかなと思っている銘柄の前日分ぐらいは、株価がどう動いたのかチェックして、1円でも高く、1円でも安く売買をしましょう。
また、株価の予測に困った時は銘柄の過去チャートも観察してみましょう。以外に同じ場面になると同じような動きをしたりします。

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