はじめての株取引ガイド 窓開けとは? ローソク足で見る窓開け・窓開けの原因
ノミでもわかる株入門
窓開けと窓埋めって何?
株取引を始めて日経平均株価をチェックするようになってから、始値や終値の次に疑問に思うのが、この『窓開け』という現象かもしれません。窓開けの意味から、どんな時に窓開けが起こるのかの原因まで解説していきます。
ローソク足を並べた時に、お互いが重ならずに空間ができる状態を『窓』と言います。(ローソク足については、ローソク足のここに注目について詳しく書いています)
 実際にローソク足で見てみる
まずは、このチャートの窓と書かれている○の部分に注目してみてください。



ローソク足が重ならない状態で、チャートに空間ができているのがわかりますでしょうか。ひげも重ならず、ぽっかり空間が開いていますよね。このような状態の部分を『窓』と言い、窓開けと呼んでいます。
※ローソク足本体が重なっていなくても、ひげが重なっていれば窓開けとは言いません。
それでは実際に窓開けの起こる原因を見ていきましょう。
 好材料と悪材料
市場というのは、指標や決算などが発表される前に、予測の元に株価が先取りされる傾向にあります。そのため、想定の範囲内であれば、いくら好材料でも悪材料でも『織り込み済み』となり、窓を開けて動くことはありません。
その反面、予測を外れた結果が得られた際には、反対に大きく動いていくことになります。そのような時に窓が開きます。
 窓開けスタートとは?
日本市場の株価の変動要因は様々ですが、ダウ平均株価に大きく影響されます。日本の株式市場は24時間動いていませんから、日本市場が終了した後に、ダウ平均が大きく動くと、前日終値より大きく乖離して上昇・下落をします。この時に窓が開くことが多いです。
この時に窓を開けてのスタートという表現をしたりします。
CMEというシカゴ・マーカンタイル取引所で取引されている日経225があるのですが、ダウと取引時間が被ることから、ダウ平均に大きく影響されています。
このCMEでの日経225値に寄せる(実際の日本市場の値がCME値に近づこうとする現象のこと)動きをすることが多いですが、こちらはまた別の機会に詳しくお話したいと思います。
※前日終値よりも乖離した値でスタートするときは、窓開けて上昇・下落、ギャップアップ・ギャップダウンでスタートというような使い方もします。
下のチャートを見てください。

Bが前日終値ポイント、そこから次の日は窓を開けてスタート、そして大きく上昇して終わっています。また反対にCとDを見ると、窓を開けてスタートして大きく下落しているのがわかりますか?
Aポイントから見ていくと、B地点から大きく上で寄り付いているものの、上昇したから売りたい人より、もっと上の金額でも欲しいという人が多く、上昇しようとする力が強いことがわかります。Dポイントは反対に、もっと低い金額でも売りたい人が多く、市場心理は下落に向いていると言えます。
窓を開けてのスタートでも、市場の上昇・下落力が小さければ、あっという間に窓は埋まってしまいますので、それだけ上昇・下落の勢いがあるとも言えますね。
市場心理がどちらに働いているのかを判断して売買を行うのも、投資方法の1つです。そのため、この『窓』が開いた状態というのは、その後の売買を決める判断材料として注目をされます。
窓開けには、セットで使われている『窓埋め』という言葉があります。
株価は、永遠に上昇し続けたり、下落し続けることはなく、必ず調整が起こります。その際に目安となるのが、この窓が開いた部分です。
調整が入ると、開いた窓の部分まで上昇・下落してくる場合が多く、このような時に『窓埋め』と言います。また、窓埋めを調整完了の目安として見るため、上昇・下落に転じるきっかけとなる場合もよくあります。
※ひげ部分も窓埋めとなります。

このような節目となりそうな現象は、多くの人が注目します。多くの人が注目して同じような予測を立てるのであれば、それは市場を引っ張る要因となるので注目してみて下さい。
 ひとこと
『窓』は『空』や『ギャップ』という言葉を使用することもあります。
窓を開けての上昇であれば、ギャップアップ
窓を開けての下落であれば、ギャップダウン
と使われる場合も多いので覚えておきましょう。
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