はじめての株取引 SQとは? 先物オプション取引の基礎をチェック! 初心者でも知っておきたいSQ知識
ノミでもわかる株入門
初心者のためのSQ講座
 
SQという言葉、株式投資を始めた方なら聞いた事がある言葉だと思います。現物市場での株式取引をしている限り、直接、このSQを知らなくても特に問題はありません。しかし、このSQですが、現物市場にも影響を与えるため、『知らない』で通り過ぎるのはリスク軽減のためにも得策ではありません。
最初は細部にわたり理解するのは難しいですが、基本ポイントをおさえて自分の取引に生かしていきましょう!
 SQの言葉の意味
  • Special Quotationの略で『特別清算指数』
株式先物やオプション取引には、決済期日というものが決められています。現物の株式のように、何年も保有という事はできません。そのため、満期日前までに反対売買を行わなければならないのですが、反対売買を行わない場合にSQ=特別清算指数で決済されることになります。
反対売買を満期日までに行わない場合に使われる精算価格のことをSQと呼んでいます。株式先物・株価指数オプション取引の最終決済を行うための清算指数の事を言います。
各限月ごとの該当月:第2木曜日の翌日と決められています。オプションでは毎月:第2金曜日・先物では3月・6月・9月・12月:第2金曜日がSQ日に当たります。
オプションSQ : 毎月 第2金曜日
メジャーSQ : 3月・6月・9月・12月 第2金曜日
オプションは毎月・先物は3ヶ月に1度SQを迎えますが、オプションだけのSQの場合を普通に『オプションSQ』と呼び、オプションと先物のSQが重なる場合を『メジャーSQ』と呼んでいます。『今月はメジャーSQを控え』などと出てきた場合は、3月・6月・9月・12月に該当している月のはずです。オプションSQは毎月ですので、メジャーSQが3の倍数だと覚えておきましょう。
決済しない場合のSQ=特別清算指数の決定方法ですが、
  • 日経採用の225銘柄の寄付きの価格で決まります。
寄付かない場合は気配値などで算出する場合もありますが、特に問題がない場合は、上記の方法で精算値が決定しています。
先物の場合の決済は精算値による差金決済になります。また、オプションの場合は権利行使による精算になります。
 理由1
『SQ=特別清算指数が日経採用の225銘柄の寄付きの価格で決まるから』
  • 精算値が高ければ利益を得られる
  • 精算値が低ければ利益を得られる
そのために、日経225に思惑の売買が入って乱高下したということも過去にはあるようです。
 理由2
『裁定取引に伴う現物株の大量注文が出るから』
  • 先物ヘッジ売り+現物買い→現物売り注文
  • 先物ヘッジ買い+現物売り→現物買い注文
裁定解消のための現物売り注文を出します。このSQの日にまとめて注文が出る為、現物の株価への影響も大きくなる場合があります。
  • 安い方を買って、高い方を売る
価格差を利用した売買手法です。安い現物を買って、高い先物・オプションを売るなどの方法が該当します。価格差を利用して利益を出す売買手法です。
 約定値とSQ値の差の差金決済
自分が15500円で先物を買っていて、精算値が16000円になった場合は(手数料など抜きにした場合)500円の差額が利益となる。自分が15500円で先物を売っている場合には、同じ利益を取る為には精算値が15000円になる必要があります。買いと売りの差額金額での決済が先物での差金決済となります。
  • 約定価格で買いを建てている場合=約定価格より精算値が上であれば利益が出る
  • 約定価格で売りを建てている場合=約定価格より精算値が下であれば利益が出る
先物とちょっと違い混乱しやすいのですが、オプション取引では『コール』『プット』があります。
 コールオプション
一定価格で買う権利
 プットオプション
一定価格で売る権利
 オプション取引
オプション取引では、『買う権利』『売る権利』の売買で、『コール買い』『コール売り』『プット買い』『プット売り』の取引が行われています。この権利を『プレミアム』という権利料を支払い手に入れます。
 権利行使
自分が15500円で買う権利を買っていて、精算値が16000円になった場合。自分が15500円で買う権利を行使すれば、16000円の株を15500円で買うことが可能です。また、16500で売る権利を買っていて精算値が16000円になった場合、市場より高い値で売る権利を行使することができます。売り手は買い手の権利行使に対して義務が発生します。
  • コールオプション買い手=権利の値がSQ値より低い場合に有利
  • プットオプション買い手=権利の値がSQ値より高い場合に有利
 権利放棄
自分の思惑が外れた場合、買う権利・売る権利の価値がなくなり権利行使はできません。また、取引コストなどを入れると利益が出ない場合などは、権利放棄が可能です。
例えば、自分が15500円で買う権利を買っていて、精算値が15000円になった場合:買い手側は(精算値が下がれば、買う権利は不利な状況)権利放棄をします。権利放棄をした場合は、コール買いの際のプレミアム分の損失が発生します。コール売りはこの場合、権利放棄をされたため権利行使で発生の義務がなくなります=プレミアム分が売り手の利益となります。
先物やオプションを説明するとなると数十ページに及んでしまうので簡単に説明をしてきました。SQを理解するためには、先物・オプションの決済方法と精算値の決定方法について知っておく必要があります。また、機関投資家などの裁定取引での売買についても調べる必要があります。興味のある方は、是非詳しく調べてみる事をおすすめします。
最後にSQの日は現物市場でどんな事が起こるのかをチェックしてみます。
  • 225銘柄は売買が膨らむ(裁定解消や思惑?売買)・出来高も大幅UP
  • 波乱(最近は特にありませんが)に巻き込まれないためか『様子見』ムードも強くなる
  • チャート無視の動きをしたりする
  • SQ前までにロールオーバー(限月の乗り換え)が進んでいないと、SQは波乱含みかというニュースも
SQについては、先物・オプションなども理解する必要があるので、なかなか解説や講座などを聞いても難しいとは思いますが、どんな影響があるかなどの基本的な部分については、SQ日のニュースチェックをして記録に残しておく事をおすすめします。関連ニュースを読んでいると参考になると思います。
書こうとすればするほど長々となってしまうテーマでした。書いてる途中で混乱も。先物やオプション講座も作成する必要がありますね。
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