7日でわかる商品先物取引入門 6日目:テクニカル分析と見方 オシレーター系トレンド系
ノミでもわかる株入門
テクニカル分析と見方-6日目-
 
6日目のテーマは『チャートの種類と見方をマスター!で勝率UP!』です。オシレーター系、トレンド系を上手く使って投資方法を確立しましょう。
前回は利益と損失の対応を見てきました。損失が発生すれば追証の危険もあるという事がわかれば、次は『追証発生リスクを回避するために、勝率UPの方法を考えないと』ということになります。そのためにも、ファンダメンタルズ分析などと合わせてチャートなどのテクニカル分析を併用する事も大切です。まずは、チャートの基本から見ていきましょう。
テクニカル分析には大きく2つの系統に分ける事ができます。
  • トレンド系:中長期での相場の方向性を見る
  • オシレーター系:短期的な需給などの変化を見る
テクニカル分析では、どれか1つのテクニカルチャートだけを使う事はほとんどありません。それぞれに長所と短所があり、判断基準として使える場面も違ってきます。そのため組み合わせて使う事がほとんどです。まずはトレンド系で相場の方向がどちらに向かっているかを判断=上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見ていきます。商品先物の場合は『売り』からも『買い』からも入れますので、下降トレンドなら売り建玉、上昇トレンドなら買い建玉を基本の投資ポジションと考えます。また、短期的に売られすぎ、買われすぎなどのポイントや上値抵抗線、反対に下値支持線がどこにあるかなどを確認して、建玉に最適なポイントを判断します。
それでは実際にどんな分析方法があるかを見てみましょう。

ローソク足 期間内での始値、終値、高値、安値をローソクのような形状で表したもの。相場の勢いや方向などを見るために使う。
寄付きから上昇をした場合は白い『陽線』、下落の場合は黒い『陰線』。さらに細かく分ければいろいろな形状首吊り線や抱き線、はらみ線など、出現ポイントなどから相場の転換点などを探る
移動平均線 期間内での平均値を算出して線を結んだもので、短期、中期、長期など期間を変えた移動平均線を平行で見ていくことで、トレンドを見るために使う。
短期線が中・長期線の上に突き抜ける=買いサイン(ゴールデンクロス)、短期線が中・長期線の下に突き抜ける=売りサイン(デッドクロス)
パラボリック 点線(ドットライン)で描かれた線が株価(ローソク足)に当たるかどうかを見て相場反転の時期を読み取るために使う。ドットライン=SARと言われる。
SARがローソク足の下にある状態でローソク足にタッチ=売りサイン、SARがローソク足の上にある状態でローソク足にタッチ=買いサイン
ポイントアンドフィギュア 米国生まれの非時系列チャートの代表。決めた値幅の更新で○×をつけ、相場の転換点を判断するために使う。 ○下降 X上昇
前回の高値(抵抗ライン)を越えれば=買いサイン、安値(抵抗ライン)を越えれば=売りサイン
ボリジャーバンド 相場のボラティリティを考慮した、相場の強弱や現在値がどのような状態にあるかどうかを見る。通常の値動きの範囲内なのか異常値帯になるのかなど。
−σ、−2σよりも下=買いサイン、+σ、+2σよりも上=売りサイン


ストキャスティクス 「%K」「%D」の2本の折れ線。売られすぎ、買われすぎの判断に使用。
「%K」が「%D」を上から下抜け=売りサイン、「%K」が「%D」を下から上抜け=買いサイン
RSI 現在値が0から100%のどこに位置するか。売られすぎ、買われすぎの判断に使用。
30%以下は売られ過ぎ=買いサイン、70%以上は買われ過ぎ=売りサイン
MACD 2本の指数平滑平均線を使用してその差を表したもの。売られすぎ、買われすぎの判断に使用。MACD自体の線とシグナル線とのの2本線の状態で判断も。
MACDがシグナル線を上抜く=買いサイン、MACDがシグナル線を下抜く=売りサイン。0ラインを下から上に超えた=買いサイン、0ラインを上から下に下がった=売りサイン
サイコロジカル・ライン 市場心理を測るもの。
30%(25%)以下=買いシグナル、70%(75%)以上=売りシグナル

それぞれのテクニカル分析は、こうなったから必ずこのような動きをするというようなものではなく、だまし(誤シグナル)や相場状況によっては向いていない=パラボリックなどはもみ合い相場向きではないなど、短所もあります。よって、万能ではありません。世界的な株安の状況となれば、どのテクニカルチャートを見ても売られすぎで買いサインが点灯することになります。だからと言って、全くテクニカルチャートを使わないというのは、売買タイミングを計る上でもおすすめしません。
それなら、どうすれば良いのでしょうか?いくつかの分析方法を組み合わせて使うのも方法です。また、ファンダメンタルズ分析を組み合わせれば、さらに使いやすくなるでしょう。要は、信用しすぎないという事です。判断材料の1つとして見ておきましょう。ただ、人気の分析チャートは多くの人が見て判断材料に使ってますので、そこで買いサインや売りサインが出れば、当然それを見て売買タイミングを計ろうとする人たちも出てきます。今までの相場を見ながら、下値や上値がどのテクニカル分析でのサインとかぶっているのか見ると、意外に『意識されてるのはこのチャートかな』という事がわかってきます。それが分かれば、そのテクニカルでの抵抗ラインを読むこともできるので、原因不明の値動きも無くなる可能性が出てきます。(ちなみに意識されているテクニカルと言っても不変ではなく変わったりします。)
まずは、テクニカル分析のシグナルを覚えてしまいましょう。このテクニカルでは、この数値になったら、こういう位置になったら、買いシグナル・売りシグナルだという事をまずは覚えます。その上で、実際の取引中にそのシグナルはサインとなっているのかどうかを確認します。また、過去のデータを見て、シグナルが機能していたのかどうかも見ていきます。・・・実は、これを繰り返すだけでも、かなりチャートの見方をマスターできます。マスターするという事は、いろんな応用が利くという事でもあるので、実際の取引中でも現在の状況を瞬時に判断して適したテクニカルを確認→売買注文を出す という事も可能になります。まずは見慣れるという事を頭において下さい。
あとは、過去と同じような状況ではないかを見ると良いと思います。同じような状況であれば過去と同じ動きをする確率は高くなります。迷ったときは、過去のチャートも見てみましょう。
株取引と商品取引でテクニカルの見方は変わるの?いえ、変わりません。中にはちょっと独特の手法などはあるかもしれませんが、同じテクニカルで見方が変わるということはありません。ですので、テクニカルの勉強というのは、これから投資を始めたいと思っている方なら共通して勉強していただいて、いろんな方面で活かしていく事が可能です。何の取引をするか決まってないけど、いづれ投資をしたいと考えている人なら、テクニカルの勉強をまずはしてみて下さい。興味のある方ならきっとはまってしまうはずです。
 サイト内テクニカル分析関連ページ

-当サイト利用によるトラブルや損害について一切の責任を負いかねます。ご利用の際は、必ず該当サイトで確認を-