7日でわかる商品先物取引入門 4日目:先物注文方法の基礎 ザラバ板寄せ時間優先価格優先原則の解説
ノミでもわかる株入門
先物注文方法-4日目-
 
4日目のテーマは『絶対にチェック!注文方法の基本を理解しよう!』です。
前回はザラバ・板寄せなどの取引方法を見ていきました。実際にどんな取引がされているか分かったとしても、注文してみようという段階になると困ることも多いと思います。何も知らなければ、『買えない』『売れない』などの状況になっても、どうする事もできません。
まずは、注文の基本をチェックして注文の時に慌てないように勉強していきましょう。
<板寄せ>
成行 いくらでもいいから売買したいという注文を入れる方法
指値 希望の金額を指定して注文を入れる方法
逆指値 希望の注文を超えた場合(いくら以上なら買いたい・いくら以上なら売りたいの条件を満たした場合)、注文を入れる方法

<ザラバ>
成行 いくらでもいいから売買したいという注文を入れる方法
指値 希望の金額を指定して注文を入れる方法
指値成行 「指値」で入らなかった注文が「大引け」まで成立しなかった場合、「大引け」時に成行注文として処理される方法
引成行 前場で出された注文が「前引き」時に・後場で出された注文が「大引け」に成行注文として処理される方法
ストップ(ST) 自分の指定金額を超える場合に成行注文が施行される方法
例)■1,700円で東京金を買っている場合
1,660円以下になったら「ストップ」と入れておくと、1,670円以下になった場合は「成行」で損切りできます。>>売りの場合は反対になります。
※金の場合値幅制限50円で実際取引価格は1000倍ですから、1,660になった時点で、すでに40,000円の損失です。実際の取引ではもっと少ない値幅でストップは入れた方が良いでしょう。
ストップリミット(SL) 自分の指定金額を超える場合に指値注文が施行される方法
上のストップとほぼ同じですが、条件が満たされると「指値」で注文が施行されます。

ほとんどの場合は「指値」「成行」注文になると思いますが、上に出てくる注文方法は覚えておきましょう。
「指値」:直接「1,680円で買い」や「1,700円で売り」などを指定します。
「成行」:買える金額・売れる金額で取引するよと注文を出します。

ここで疑問に思うのが、
  • 「指値」で注文すればいいのに何で「成行」注文するか?
  • 実際には「成行」注文なんて入れている人いるのだろうか?
実際は「成行」注文って、特に決済売買(売りなら買い・買いなら売り)をしたい際は「成行」注文を入れる場合が多いです。なんで「成行」注文なのでしょう?それは、時間優先・価格優先など注文を入れてから約定するまでに、注文の優先順位が儲けられているからです。これからの説明を見れば、上の疑問はすぐに解けることになると思います。
価格が優先されます。
下の表を参考にしながら考えてみてください。すべての人が同時に注文したと仮定します。(買いが厚くトレンドも上昇トレンド、売り板が次々と喰われていくと仮定します→買い注文の方が多く、テクニカル指標を見ても価格上昇していて、売り注文が入ってもすぐに買い注文が入り売り注文が消えていく)
Aさん:成行買い注文・50枚
Bさん:510円指値買い注文・50枚
Cさん:500円指値買い注文・50枚
さて、50枚購入することが出来きる可能性の一番高い人は誰でしょう?
正解は、Aさんです。
優先 Aさん>Bさん>Cさん

>価格優先<
売り注文 金額 買い注文
50枚 520円
50枚 510円
500円 500枚
490円 500枚
480円 500枚
左の図を見てください。買い注文が厚く、510円の売りがどんどん減っている状態の場合、価格は上昇する可能性が非常に高いです。
左の場合、価格上昇を見込んで510円で買い注文を入れている人が多くいるという事になります。
買いの勢いが強ければ、すぐに510円の売りものが無くなって、510円の買い注文の欄に多くの買い注文の枚数が表示される事になります。
510円の売りは50枚
Aさん:成行買い注文・50枚
Bさん:510円指値買い注文・50枚

成行は指値より優先されるので、Aさんがまず510円で売買成立です。
その後に指値になりますが、上昇トレンドの場合すぐに価格が引きあがって指値でも約定できない場合があります。すぐに買いたい場合は成行が有利です。

500円での買い注文は上の板情報から推測すると、余程何かあるか、もしくは一度下げるかしないと多分買えません。これから高値を目指していきそうで自分自身買い注文を入れたい場合は、指値を高くするか成行にしないと、約定は出来ないでしょう。よって、Cさんは注文が入る確率が低くなってしまいました。

時間が優先されます。
下の表を参考にしながら考えてみてください。
(売りが厚くトレンドは下降トレンド、買い板が次々と喰われていくと仮定します)
Aさん:成行売り注文・50枚(10:00)
Bさん:成行売り注文・50枚(10:30)
Cさん:500円指値売り注文・50枚
さて、50枚売却することが出来きる可能性の一番高い人は誰でしょう?
正解は、Aさんです。
優先 Aさん>Bさん>Cさん

>時間優先<
売り注文 金額 買い注文
500枚 520円
500枚 510円
500枚 500円
490円 50枚
480円 50枚
左の図を見て下さい。売り注文が厚く、490円の買いがどんどん減っている状態の場合、価格は下落する可能性が非常に高いです。
左の場合、価格下落を見込んで500円で売り注文を入れている人が多くいるという事になります。
売りの勢いが強ければ、すぐに490円の買いものが無くなって、490円の売り注文の欄に多くの売り注文の枚数が表示される事になります。
Aさん:成行売り注文・50枚(10:00)
Bさん:成行売り注文・50枚(10:30)
他の注文が一切ない状態と考えると
Aさん:490円で約定
Bさん:480円で約定
となります。
同じ注文なら、早く出した人が優先になります。
実際はこのように単純ではありませんが、時間優先もあるので「決めかねている間に・・・」という事も起こります。

Cさん:500円指値売り注文・50枚
は上の表と反対です。500円で売りたくても500円で買ってくれる人がいなければ、売買は成立しません。上の表から見ると、500円での買い注文が入る確率はかなり低いです。

時間優先・価格優先の順位を覚えてないと、指値したのに注文入らない!という事態になるかもしれませんし、損切りする際に予想以上の損失を出す場合も考えられます。なかなか注文が入らない(約定しない)状況であれば、注文方法を変えてみて下さい。
商品先物の場合は、実際の画面上の数字のどれくらい倍の取引をしているか認識して取引をしましょう。金の場合は1円の値動きで実際の取引は1,000円動いています。ハイリスクハイリターンな取引なので、何の知識もないうちの取引はおすすめしません。

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