7日でわかる商品先物取引入門 5日目:利益と損失の対応 追証決済?それとも逆建て
ノミでもわかる株入門
利益と損失の対応-5日目-
 
先物取引の特徴は『差金決済』というところです。
つまり、現物の受け渡しはなく、売買決済の差額だけを受け取る事ができます。株取引とは違い、誰でも市場参加者であれば『買い』からも『売り』からも取引参加が可能ですので、自分に合った売買方法を選ぶことができます。
これは、そんなに難しくありません。
利益確定をしようと思えば『売り注文』『買い注文』を出して、反対売買で決済終了です。この売買が終了した時点で、再度利益分余分に売買枚数を増やして参加も可能です。ここが天井・底だと思えば利益確定後、今までとは反対の注文で玉建てても良いと思います。
これがちょっと悩みどころかもしれません。
損失が出ている→回復しなければ『追証』の心配をしなければならないからです。そこで損失の際の選択肢の確認です。
  • 決済:損失が出た状態での、損切りです。
  • 両建:現在保有の建て玉と反対の建て玉を建てることです。どちらに動いても損失は帳消し状態になります。
  • 途転:決済後に今までとは反対の注文を建てることです。相場が逆に動くとみて、切り替えて玉を立て直します。
  • ナンピン:玉の追加で平均コストを下げます。
  • 追証になったら、追証差し入れで玉を保有継続
 どの方法が良いの?
これがいいよという方法がないのが、やはり投資です。まずは、自分の投資方法を決めることが先決です。例えば、損切りラインまで来たら決済するのか?両建てでリスク回避か?それとも、すぐに相場に合ったように張り直すか?
両建てであれば、資金の余裕も必要ですし、追証ならすぐに入金が可能な状況の方か余剰資金を入金しておける方でないと難しいでしょう。
自分ルールで取引して下さい。
自分の場合は、両建・途転・決済-だいたいどれかです。両建が多いですね。途転の場合は余程反対に動く場合でないと、かえって手数料分&リスクを抱えることにもなります。追証分や両建て分の資金は入れていますが、全部を資金ぎりぎりまで玉を建てるような事は、決してしません。
委託追証拠金と言います。追証のラインというのは、委託本証拠金の50%です。
 追証ポイントを計算してみる
金の証拠金90,000円時点で100枚買い建玉をした場合
単純に計算すると、証拠金は9,000,000円
これの50%というと4,500,000円です。値洗い損(数字上の損失で)証拠金が4,500,000円になると、担保割れで追証の状態になります。
(自分の買値 - 当日の引けでの終値) × 商品の実際の売買倍率 × 枚数
(2200円 - ○円) × 1000倍 × 100枚 >>この状態で4,500,000円という数字が出てくるラインが追証ラインだとすると、計算に当てはめれば、『2155円に価格が下がると追証が発生』というラインがわかると思います。
銘柄によって、1日の中での値動きが比較的大人しいものと激しいものがあります。日々の値動きによっては、1日で追証発生の危険もあります。
  • 初心者のうちは大きく玉を建てない
  • 追証拠金に必要な余剰資金は口座に入れておく
  • 自分の仕事や自由になる時間などに合った商品を選ぶ
  • 損切りラインを決める
なるべくリスクを減らしていくような投資をしましょう。

 7日でわかる商品先物取引
 ■1日目:必要な資金は?
 ■4日目:先物注文方法
 5日目:利益と損失の対応
 5日目:利益と損失の対応
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