7日でわかる商品先物取引入門 『ザラバ』『板寄せ』って? 先物取引のルールの基本チェック!
ノミでもわかる株入門
先物取引方法を知る!『ザラバ』『板寄せ』-3日目-
 
3日目のテーマは『取引方法を調べてみよう!』です。なんとなく必要資金や取引期間についてはわかったけど、どんな取引方法があるかわからなければ、実際に売買をする際に困ってしまいます。今日は、どんな取引方法があるか見ていきましょう。
  • 板寄せ取引(いたよせ)
  • ザラバ取引
先物の取引方法には上記の2つの取引方法があります。
この取引方式は、取引所や銘柄別に定められているので売買をする際に確認してみて下さい。商品取引会社の情報ツールやサイトなどでも確認が可能です。まずは、簡単に言葉とその意味を覚えておいて下さい。売買する際に、まず一番先に必要になる事柄です。
売り数量と買い数量が一致するまで取引を行い、最終的に各銘柄の各限月毎に単一の約定価格が決定される取引です。何だかわかりにくいですよね。ちょっと詳しく見てみましょう。
板寄せ取引では、
<午前>
午前9時からの取引 前場1節
午前10時からの取引 前場2節
午前11時からの取引 前場3節
<午後>
午後1時からの取引 後場1節
午後2時からの取引 後場2節
午後3時からの取引 後場3節

上の様に場節で区切られた時間に取引が行われています。この場節の立会時間に、商品取引員の代表者がそれぞれ集まって取引をしていきます。『団体』対『団体』の取引といった方がわかりやすいでしょうか?

寄付き(よりつき:最初の取引 )の際
取引所側(取引の行われている取引所)から仮約定価格というものが提示されます。
例:仮約定価格が4,000円
仮約定価格を見て、各代表者は買い・売りの注文を出していきます。
売買注文数を比較します。
例:買い注文が売り注文を上回っている
買い注文が上回っているので、取引所は価格を引き上げます。
買いたい人が多ければ、値段が上がる原理です。
売り注文が多ければ、取引所は価格を引き下げます。
取引所が価格を引き上げても、まだ買い注文が多ければ→価格の引き上げを何度も行います。
取引所が価格を引き下げても、まだ売り注文が多ければ→価格の引き下げを何度も行います。
この場で取引している人達の注文が一致しなければ、価格は成立しません。ここでは、ある取引員は4000円で買って、別の取引員が5,000円で買うということはないんです。全員が同じ価格で取引が成立します。
買い注文も売り注文も同じ枚数になれば、取引所は取引を終了させます。
取引が成立した際の金額が5,000円ならば、各銘柄の各限月毎に単一の約定価格は5,000円になります。

私はこの約定価格だよ・私の約定価格はいくらだよ・・・というような、同じ取引で約定価格がいくつも発生する取引ではないということです。取引枚数が一致するまで取引を続けるんですから、約定価格は1つになります。
 板寄せ取引銘柄
東京コーンや東京小豆・東京粗糖などがあります。
寄り付きから引けまで連続して行われます。値段を競って値段と数量とが合致すれば売買が成立する方法です。
こんな感じで書くとわかりにくいかもしれませんが、通常みなさんが知っている取引方法です。株などでもお馴染みの取引方法で、売買が成立するごとに約定価格が形成されるものです。私は4,000円で買えたよという人もいれば、4,200円で買いが成立したという人もいます。板寄せ取引とは違い、すべてが統一された約定金額にはなりません。
ザラバ取引の時間は
<午前>
午前9時〜11時 前場
<午後>
午後0時30分〜3時30分 後場

上のように時間が区切られています。
どのように取引が成立していくかは下を見てみて下さい。

売り注文 金額 買い注文
200枚 520円
300枚 510円
500枚 500円 600枚
490円 300枚
480円 100枚
まずは、500円の所を見てください。売り:500枚に買いが600枚です。売り注文のうちの500枚は条件一致で500円での約定価格で成立しました。
売り注文 金額 買い注文
200枚 520円
300枚 510円
成立済み 500円 100枚
490円 300枚
480円 100枚
500円での買い注文は500枚を引いた100枚が残っています。しかし、もう500円で売りますよという注文は残っていません。買い注文を成立させたければ、買っても良い金価格を引き上げるしかありません。
売り注文 金額 買い注文
200枚 520円
300枚 510円 この金額で注文
成立済み 500円 100枚
490円 300枚
480円 100枚
そこで、510円なら買っても良いという注文を入れれば、売り枚数分(300枚)の売買は上記の様に成立していきます。

反対ならこんな風になるでしょう。
売り注文 金額 買い注文
100枚 520円
300枚 510円
600枚 500円 500枚
490円 300枚
480円 200枚
まずは、500円の所を見てください。売り:600枚に買いが500枚です。売り注文のうちの500枚は条件一致で500円での約定価格で成立しました。
売り注文 金額 買い注文
100枚 520円
300枚 510円
100枚 500円 成立済み
490円 300枚
480円 200枚
500円での売り注文は500枚を引いた100枚が残っています。しかし、もう500円で買いますよという注文は残っていません。売り注文を成立させたければ、売っても良い金価格を引き下げるしかありません。
売り注文 金額 買い注文
100枚 520円
300枚 510円
100枚 500円 成立済み
この金額で注文 490円 300枚
480円 200枚
そこで、490円なら売っても良いという注文を入れれば、買い枚数分(300枚)の売買は上記の様に成立していきます。

このように競って価格を決めていく取引方法をザラバ取引といいます。
 ザラバ取引銘柄
東京金などの貴金属や東京原油・東京ガソリンなどがあります。
取引の方法が分かれば、次は注文方法です。だんだん実際の取引に近づいてきましたね。ザラバでも上記では指値注文での売買を例にとっていますが、他に成行注文というものもあります。注文方法によって優先順位というものが設けられていて、これは、全く知らないと泣くことになります。
 価格優先
買いの場合は『より高い価格』・売りの場合は『より低い価格』を提示した注文が優先されます。指値注文よりも、いくらでもよいので売買注文を出したいという成行注文の方が優先されます。
 時間優先
時間優先は注文を早く出したものの方が優先されるという方式です。同じ注文でも、早く売買注文を出した人の後に並んで買い・売りを待つことになります。
 7日でわかる商品先物取引
 ■1日目:必要な資金は?
 3日目:「ザラバ」「板寄せ」
 ■4日目:先物注文方法
 ■5日目:利益と損失の対応
 3日目:「ザラバ」「板寄せ」
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